Walkmanを造ったSONYが久々にSONYらしいアイデアの製品を作ってくれました。
それが「レンズスタイルカメラ」です。
ぱっと見は交換レンズのように見えますが、実はデジカメから液晶表示部を取り去ったものと考えれば間違いないようです。無くなった液晶表示部は手持ちのスマートフォンを利用します。
『DSC-QX100』は、高級コンパクトカメラ「RX100 II」と同じ、大型(1.0型)のCMOSイメージセンサー(有効約2020万画素)と、開放値F1.8の大口径カールツァイス「バリオ・ゾナーT*(ティースター)」レンズを搭載しています。レンズ部のコントロールリングによるマニュアルフォーカスと光学ズーム(3.6倍)の操作が可能です。
『DSC-QX10』は、光学10倍ズームと光学式手ブレ補正機能を内蔵。有効1820万画素1/2.3型のCMOSイメージセンサーを備えています。
本体のカラーはブラックとホワイトが用意されています。
どちらの機種もアタッチメントを装着して、アタッチメントの爪を起こして写真のようにスマホに取り付けることが出来ます。この姿はデジカメですね。
またXperia専用のカメラアタッチメントケースも用意されており、その場合は本体をケースに固定してXperiaに装着することになります。(写真左端)
共通の仕様としては
・手ぶれ補正やオートフォーカスといったデジカメの基本機能を搭載しています。本体には フォーカスリングがあり、マニュアルでピントを合わせることも可能です。
・底面三脚用ネジ穴がありますので三脚の利用も可能です。
・本体上部には電源ボタンとインジケーターランプを備えています。
・撮影した画像は本体に内蔵したmicroSDメモリーカード/メモリースティック マイクロに記録 されます。
・レンズスタイルカメラとスマートフォンをWi-Fi接続して使用する際には、NFCを使えば簡単 に接続できます。
・バッテリー使用時間は両機種ともに静止画で約220枚/110分。動画で25分となっています。
発売日は10月25日で市場推定価格は「DSC-QX100」が4万9480円前後、DSC-QX10は2万2480円前後と予想されています。
参考までにQX100と同等のレンズを搭載しているサイバーショット DSC-RX100M2は価格.comでは最安値が6万800円(記事掲載時点)となっています。
(以上、価格については9/15現在の価格.com最安値)
今までに無いカメラスタイルで興味深いですが、購入するところまで行くかどうかは微妙です。カメラスタイルにする時に一々アタッチメントでスマホに取り付けなければならないところが面倒と言えば面倒です。
一方でレンズだけを別のところに置いてスマホの画面を見ながらリモート撮影出来るので、撮影の幅が広がるところは見逃せません。
新しもの好きとしてはしばらくはカートに入れたり出したり、悶々とするのでしょうか。