お正月に自宅に帰った際に、部屋の片付けをしていたらこんな物が出てきたので紹介します。
10年~20年前の物で、今ではほとんど見られなくなった物たちです。
まず、これらのリムーバルメディアはデジカメやPCの補助記憶装置として使用していた物ですがどれもPCとはPCMCIAカードを介して接続しています。この当時はまだUSBなんてありませんでした。PCのインターフェースと言えばRS232Cシリアルインターフェースが主力の時代でした。また現在のノートPCではあまり見られなくなりましたが昔のノートPCにはカードスロットが装備されているのはあたり前でした。
でははじめに登場するのはスマートメディアです。現在のSDカード等の走りと言って良いでしょう。私は20メガピクセルのデジカメを購入した際に初めて出会いました。
左にあるのがスマートメディアです。容量は32MBと2MBです。ギガじゃないですよ。隣にあるのがPC CARD ADAPTER
です。BUFFALO のRFD-A2という製品です。3.3V/5Vのメディアに対応していて容量は2MBから128MBまで対応しています。
スマートメディアを他のメディアと比較してみると左のSDカードの1.5倍くらいありCFと同じくらいですね。
アダプタにメディアを挿入すると取り出しボタンが飛び出てきます。
それを押すとメディアがポップアップしてきます。
次はノートPCの補助記憶装置です。当時デスクトップPCにもカードスロットを付けていましたのでノートとデスクトップのデータ交換に使用していました。
まずはこれ。フラッシュメモリーカードです。TDK製で容量は4MBです。これもギガではないですよ。これも当時1万数千円はしたと思います。
さすがに4MBでは補助記憶装置にならないし、ノートPCのHDD不足を補えないので次に導入したのがこちらのカード型HDDです。BUFFALO社のRHDC-1G(1GB)モデルです。発売されたのは
2001年11月頃。当時¥22,000と大変高価な物でした。シリーズには2GBと5GBがありましたが5GBで¥49,500ととても買える代物ではありません。
HDDは東芝製です。
こんな小さな物なのに、中にハードディスクが入っているんですから凄い技術ですね。
最後になりますがこれは現在でも使われているCFメディアとリーダーになります。
CFについては説明することはありませんが、容量は8MB、16MB、64MB、256MBと今から見れば小さい物です。隣にあるのがCOMPACT FLASH CARD ADAPTERで株式会社ハギワラ シスコムの製品です。
このようにアダプタにセットしてPCのカードスロットに挿入します。
私のノートPCである東芝DYNABOOKにはPCカードスロットがついているのでこれらのメディアについて、全て稼働することを確認しました。とは言えこんな小容量では使えないですね。
懐かしく思った方もいらっしゃるのでは。きっとあなたの机の引き出しの奥にも使われなくなったメディアが眠っているのでは。そして中には思い出が詰まっているかも知れませんよ。